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人生を愛せ。愛する人生を生きろ。

積み本放浪記・第一章 読み渋る

2019/08/19 17:44 イベント お買い物 趣味 くらし


 去年から読書量が極端に減ったまま、読みたいのに読めない本がどんどん増えて積み上がっています。基本的に全部ブックオフの100円コーナーで入手したもの。処分してしまった本を再読したくて買い戻した物もいくつかあります。


 本に関する記事はいつも人気がありますが、私の読む本はほとんどが古いものばかりで、最近話題になっているような本は一切含まないから、多くの人にとっては逆に新鮮に感じられるのかも知れません。ということで、ちょっと自分で未読の本を確認する意味で、それらを並べてみようと思います。

 結構たまっていますが、すべて税込み108円。店に行くのは月に1~2回程度、購入するのは多くて2~3冊。それにしても豪く溜まってしまった。

 掘り出し物だなあと感じた古本を買い求めます。


地下鉄のザジ

レーモン・クノー 中公文庫

 地下鉄に乗るのを楽しみに地方から出てきた10歳の少女ザジが、2日間パリに住む親戚のガブリエルおじさんに預けられる。ザジはおじさんの元を抜け出し、地下鉄のストライキで混乱するパリの町を冒険するが…。

 先に映画化作品のことを知り、観たいと思いましたが実現せず、原作を見つけたので買って来ました。1959年の小説。

人間以上 【国際幻想文学大賞受賞】

シオドア・スタージョン ハヤカワ文庫SF

 悪戯好きの黒人の双生児、生意気な少女、発育不全の赤ん坊、そして言葉さえ知らぬ白痴の青年。彼らは人々から厄介者として扱われていた。しかし、彼らはコンピューター顔負けの頭脳、テレパシー、テレキネシス、テレポーテーションなどの能力をもつ超人だったのだ! それぞれが無駄に使っていた超能力も五人が結集すれば、人類を破滅に導きうるほどの恐ろしき力となるのだ…。ミュータントテーマの傑作長編(1953年)。

五年の梅 【山本周五郎賞受賞作】【再入手】

乙川 優三郎 新潮文庫

 友を助けるため、主君へ諫言をした近習の村上助之丞。蟄居を命ぜられ、ただ時の過ぎる日々を生きていたが、ある日、友の妹で妻にと思っていた弥生が、頼れる者もない不幸な境遇にあると耳にし─「五年の梅」。表題作の他、病の夫を抱えた小間物屋の内儀、結婚を二度もしくじった末に小禄の下士に嫁いだ女など、人生に追われる市井の人々の転機を鮮やかに描く。生きる力が湧く全五篇。

魚神 【泉鏡花文学賞受賞作】

千早 茜 集英社文庫

 遊女屋が軒を連ねる、閉ざされた小さな島。美貌の姉弟は引き裂かれ、姉は女郎、弟は裏華町の男娼を経て、薬売りとして生きている。互いを求める二人の運命が、島の「雷魚伝説」と交錯し…。(解説/宇野亜喜良)

異星人情報局

ジャック・ヴァレ 創元SF文庫

 世界中で発生するUFO事件。だがその多くは、ある特定の事実を誤導し隠蔽するため意図的に演出されたものだった。この欺騙工作の中心に半世紀にわたって君臨してきた組織が「異星人情報局」である。しかし欺騙ではないこともあった。彼らはこの世で唯一の“本物の”UFOを捕獲するべく工作を進めていたのだ! 世界的なUFO研究家にしてジュール・ヴェルヌ賞受賞SF作家である著者が描く謀略スリラー。

黄金の魔獣

タニス・リー ハヤカワ文庫FT

 「狼」と呼ばれるダイヤモンドを手にした瞬間、美貌の青年ダニエルの運命は変わった。満月が昇るたびに狼に変身し、殺戮を繰り返すようになったのだ。人間たちを血祭にあげながら、ダニエルはダイヤに導かれるように故郷の村へと舞い戻る。懐かしい地で出会ったのは焔のごとく赤い髪の美しい女。ダニエルと女はダイヤの魔力の命ずるままに激しい恋に落ちた…ファンタジイ界の女王が贈る華麗なるロマンティック・ホラー。

死の王

タニス・リー ハヤカワ文庫FT

 かつてこの世が平らかだった頃、冷酷無残な女王と死者との交わりに両性具有の子が生まれ、シミュと名づけられた。シミュは長じて我が身の秘密を知る―汚穢と禁忌に彩られた出生には死の王が一役買っていた。死の王に仇をなすため、シミュは闇の王アズュラーンの助けを得て〈不死の都〉を築きあげた。これを知った死の王は、シミュのかつての恋人にして不死身の魔術師ジレクを〈不死の都〉に差し向けるが…。タニス・リーの最高傑作

星を継ぐもの 【星雲賞受賞作】 【再入手】

ジェイムズ・P・ホーガン 創元SF文庫

 月面調査員が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。綿密な調査の結果、この死体は何と死後五万年を経過していることがわかった。果たして現生人類とのつながりはいかなるものなのか。やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船の残骸が発見された……。ハードSFの新星が一世を風靡した出世作。

 読了済み三部作の1冊目を再入手。

異種間通信

ジェニファー・フェナー・ウェルズ ハヤカワ文庫SF

 1964年、火星探査機マリナー4号は小惑星帯で未確認宇宙船を発見する。以来数十年、NASAはその存在を秘匿する一方、秘かに観察を続けていた。だが近い将来、この謎の宇宙船に小惑星が衝突すると知ったNASAは、船が破壊される前に太陽系外の未知の技術を取得すべく、6名のスペシャリストを乗せた探査カプセルを急遽この巨大船に送りこむ。だがそこで彼らを待っていたのは!?…傑作近未来ハード・サスペンスSF。

黒衣の女 ある亡霊の物語〔新装版〕

スーザン・ヒル ハヤカワ文庫NV

 ダニエル・ラドクリフ主演の映画『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』の原作。

 広大な沼地と河口に面し、わずかに水上に出た土手道で村とつながるだけ。その館は冷たく光りながら堂々とそそり立っていた。弁護士のキップスは、亡くなった老婦人の遺産整理のため、館にひとり泊まりこむことになる…伝統ある英国ゴースト・ストーリーの歴史に新たなページをひらいた傑作。

ある奴隷少女に起こった出来事

ハリエット・アン・ジェイコブズ 新潮文庫

 好色な医師フリントの奴隷となった美少女、リンダ。卑劣な虐待に苦しむ彼女は決意した。自由を掴むため、他の白人男性の子を身篭ることを―。奴隷制の真実を知的な文章で綴った本書は、小説と誤認され一度は忘れ去られる。しかし126年後、実話と証明されるやいなや米国でベストセラーに。人間の残虐性に不屈の精神で抗い続け、現代を遙かに凌ぐ“格差”の闇を打ち破った究極の魂の物語。

スペシャリストの帽子 【世界幻想文学大賞受賞】

ケリー・リンク ハヤカワ文庫FT

 十歳の双子の姉妹が、母親を亡くして初めて迎える夏のこと。屋根裏部屋で、二人は帽子でない帽子“スペシャリストの帽子”を手に入れた…世界幻想文学大賞受賞の表題作ほか、既婚者としか関係を持たないルイーズと、チェリストとしか関係を持たないルイーズ。二人のルイーズを描くネビュラ賞受賞の「ルイーズのゴースト」など、米ファンタジイ界最注目作家が軽妙なユーモアにのせて贈る短篇集。

紙の動物園 (ケン・リュウ短篇傑作集1)

【ヒューゴー賞/ネビュラ賞/世界幻想文学大賞】

ケン・リュウ ハヤカワ文庫SF

 香港で母さんと出会った父さんは母さんをアメリカに連れ帰った。泣き虫だったぼくに母さんが包装紙で作ってくれた折り紙の虎や水牛は、みな命を吹きこまれて生き生きと動きだした。魔法のような母さんの折り紙だけがずっとぼくの友達だった…。ヒューゴー賞/ネビュラ賞/世界幻想文学大賞という史上初の3冠に輝いた表題作など、胸を打ち心を揺さぶる短篇集。

スーパートイズ

ブライアン・オールディス 竹書房文庫

 映画『A.I.』が好きで原作の単行本を入手しましたが未読のまま処分。今度は文庫で再入手。

 近未来の物語。さる先進国では人口過密を避けるため、出産には政府の許可が必要とされた。デイヴィッドは親となる権利を持たない夫婦のために開発された子供型の人工知能(A.I.)である。だが、その事実をデイヴィッドは知らない…近未来を描いた短編10作品を厳選収録!

大河の一滴

五木 寛之 幻冬舎文庫

 なんとか前向きに生きたいと思う。しかしプラス思考はそう続かない。頑張ることにはもう疲れてしまった―。そういう人々へむけて、著者は静かに語ろうとする。「いまこそ、人生は苦しみと絶望の連続だと、諦めることから始めよう」「傷みや苦痛を敵視して闘うのはよそう。ブッダも親鸞も、究極のマイナス思考から出発したのだ」。この一冊を紐解くことで、全ての読者の心に真の勇気と生きる希望がわいてくる感動の大ロングセラー、ついに文庫化。


 今この本を読んでいるのですが、まるで私が日頃クックパッドブログで書きなぐっている持論・小論の駄文にそっくりで少し笑ってしまいました。生まれ育ちや世代が異なるので、価値観は離れていますが、ちょっと似た印象を覚えます。私が孔子や論語的な思想を自分の哲学に置いているように、五木先生は仏教を中心に物事を捉えています。

 病院を懐疑的に見て、体を自己管理しようという姿勢は近いですが、私は健康診断や人間ドックの必要性を否定しませんよ、先生。

「マンフォードという思想家が、自分を愛していない人間は他人を愛することができない、といっています。自分を憎んでいる人間は他人を憎む。自分を軽蔑している人間は他人の命も軽蔑する。だからたとえ幼稚な愛であっても、人はせめてナルシシズムからでも出発するしかないのではないか、と。」

「社会の役に立つ人間は立派な人間である。存在する理由がある。社会の役に立たない人間は存在する理由がない、という考えかた。あるいは強い人間、有名な人間、豊かな人間だけをもてはやす時代の風潮を見ていますと、私たちは最近の犯罪が社会の弱者に向けられることが多いのに、あらためて気づきます。」


人間の証明

森村 誠一 角川文庫

「母さん、僕のあの帽子、どうしたでせうね?」。西条八十の詩集を持った黒人がナイフで胸を刺されて殺害された。彼は「日本のキスミーに行く」と言い残して数日前に来日したという。日米合同捜査が展開され、棟居刑事は奥深い事件の謎を追って被害者の過去を遡るが、やがて事件は自らの過去の因縁をも手繰り寄せる。人間の業を圧倒的なスケールで描ききった巨匠の代表作にして不朽の名作。

超革命的中学生集団 【再入手】

平井 和正 角川文庫

 今のラノベよりもはるかにブラックでシニカルなところが魅力の変態ジュブナイル小説。

 謎の宇宙人により、超人能力を与えられた6人の中学生。人類の存亡は、彼ら“超革中”の面々に委ねられた!? 横田順弥、鏡明ら実在のSF関係者が実名で登場することでも話題を呼んだ、平井和正の抱腹絶倒ハチャハチャSF!!

脊梁山脈 【大佛次郎賞受賞作】

乙川 優三郎 新潮文庫

 上海留学中に応召し、日本へ復員する列車の中で、矢田部は偶然出会った小椋に窮地を救われる。復員後、その恩人を探す途次、男が木地師であることを知った矢田部は、信州や東北の深山に分け入る。彼らは俗世間から離れ、独自の文化を築いていた。山間を旅するうち、矢田部は二人の女性に心を惹かれ、戦争で失われた生の実感を取り戻していく……。絶賛を浴びた著者初の現代長編。

怪異投込寺

山田 風太郎 集英社文庫

 廓で死人が出る数日前、必ず現れる鴉爺い。その廓には美貌と聡明さで男を魅惑する花魁・薫がいた。蛸と絡んだ薫の枕絵を描く大画人・葛飾北斎。その様子を盗み見する鴉爺い。…半年後、北斎が知った驚くべき事実とは。意外な展開をみせる表題作ほか切支丹弾圧に狂奔する竹中半兵衛の子孫・采女正の奇怪な出会いと運命を描いた『踏絵の軍師』等、妖気漂う五編を収めた妖異時代小説集。

忍法八犬伝 山田風太郎忍法帖(4)

山田 風太郎 講談社文庫

 八犬士活躍後150年。若き城主里見忠義が快楽を貪った代償に、家宝の“忠孝悌仁義礼智信”の八顆の珠が“淫戯乱盗狂惑悦弄”にすり替えられた。これぞ、里見家取り潰しを狙う本多正信―服部半蔵の策謀。甲賀卍谷で忍法修行した、八犬士の末孫八人vs.半蔵指揮下伊賀者の女忍者八人の熾烈果敢な戦いやいかに!

ユービック

フィリップ・K・ディック ハヤカワ文庫SF

 一九九二年、予知能力者狩りを行なうべく月に結集したジョー・チップら反予知能力者たちが、予知能力者側のテロにあった瞬間から、時間退行がはじまった。あらゆるものが一九四〇年代へと逆もどりする時間退行。だが、奇妙な現象を矯正するものがあった——それが、ユービックだ!ディックが描く白昼夢の世界

光と闇の姉妹

ジェイン・ヨーレン ハヤカワ文庫 FT

 <谷>には遠い昔から語り伝えられて来た予言があった——三人の母を持つ白い赤子は長じて女神となり、この世に終わりと新しい始まりをもたらすだろう、と。女ばかりの住む郷で育った少女ジェンナは、予言に謳われる通りの出自を持っていた。そして、郷のしきたりに従ってジェンナが旅に出たその時から、すべては予言のままに動き始めた…。歴史と物語を見事に融合させたヨーレンの意欲作。

白い女神

ジェイン・ヨーレン ハヤカワ文庫 FT

 「光と闇の姉妹」待望の続編。成長の儀式としての旅の途上でジェンナが立ち寄った<ニルの郷>は、逃亡中の王子カルムを匿った咎で、王位簒奪者カラスの手の者によって血祭りにあげられてしまった。なんとか難を逃れたジェンナは、自ら<白い女神>の称号を名乗り、危機の到来と古い時代の終焉を各郷に告げるために旅立った。だが、最初に訪れた郷の住人は、すでにカラス軍に皆殺しにされた後だった…

エデンの戦士 【再入手】

田中 光二 角川文庫

 紀元二六〇〇年、地球は地磁気の逆転による放射線の脅威に晒されていた。人類滅亡を危惧した一部の科学者たちは、人工凍眠させた二人の男女に地球の未来を託した。―それから二〇〇〇年、二人は、長い眠りから目を覚ました。男はハワイで、女は遠く離れたヨーロッパで…。放射能によって変わり果てた地上で、互いのまだ見ぬ姿を求め、旅する二人は…。傑作ヒロイック・ファンタジー。

すき・やき

楊 逸 新潮文庫

 高級すきやき屋でアルバイトをはじめた中国人留学生・虹智(ココちゃん)は、何本もの紐で縛られた着物姿の我が身を「束ねられた長ネギ」に準える。「いらーっしゃいっまーせ」「かしむかりました」…慣れない習慣や日本語と格闘しながら観察する老若男女の人間模様。あこがれの店長と留学生仲間・柳賢哲との間で揺れる気持ちも描かれる、比較文化的笑いに満ちた、やさしい物語。




 先日、映画『ブレードランナー』(原作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」)の記事を書きましたが、たまに古いSFで未読の本が読みたくなることがあります。思春期(40年前)にタイトルだけは記憶して、結局読めなかった作品をブックオフで見つけると思わず手にとってしまいます。あるいは映画の原作になった古い小説は、一般的に有名な文芸作品とはまた一味違った趣があるものです。このリストには、映画だけでなく、漫画化やドラマ化された作品も含まれています。

 再入手した本は、昔好きだったのに処分して後悔していた本です。


 今日も長々と書かれた本ブログの記事は長いのがデフォルトです。長すぎてクセになる“どM”の方のみに向けて発信しております。ですから長さについて謝罪は致しません。読むのが辛くなったら、いいねをやめて良いんだよ…



 未読は他にもありますが、長年放置中の本は入っていません。ここ1年くらいの間に買ったものだけです。

 セレクトが出鱈目に思われるかも知れませんが、私は作家と作品の中身をそれなりに吟味した上で買っています。ハズレもままありますが、7割位は大体当たりになります。世間一般の話題性や流行とは無縁に、独自の選択眼だけで本を選んでいます。

 たまに昔話題になった本が気になることもあり、興味が湧けば入手します。

 そして読み始める時の気分によって読む傾向は様々に変わるので、多種多様なジャンルと作家の本を用意しておきます。順番に読むということは一切しません。つい最近の作品を読む気分の時もあれば、突然30数年前から未読だった本を読むこともあるのです。そういう自由気ままな読書が好きです。

 翻訳物のファンタジーから時代劇、冒険推理にホラー、ノンフィクション。あらすじが気に入れば何でも読みます。逆に内容に興味が湧かなければ、好きな作家の本でも読みません。面白い本を読むためにはそれくらい徹底しています。

 今年はかろうじて月間1冊ペース。もっと読みたいなあ。

https://yokogy.cookpad-blog.jp/articles/418083

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