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【読書暦】2023年に読んだ本

2023/02/26 00:00 キッチングッズ イベント 趣味

 藤沢 周平(1927年(昭和2年)12月26日 - 1997年(平成9年)1月26日、69歳没)は、日本の小説家。山形県鶴岡市出身。本名:小菅 留治。江戸時代を舞台に、庶民や下級武士の哀歓を描いた時代小説作品を多く残した。とくに、架空の藩「海坂藩」を舞台にした作品群が有名である。

 1949年(昭和24年)、山形師範学校を卒業後、山形県西田川郡湯田川村立湯田川中学校(鶴岡市湯田川、現在は鶴岡市立鶴岡第四中学校へ統合)へ赴任し、国語と社会を担当。1951年(昭和26年)、『砕氷船』の後継誌である『プレリュウド』に参加した。優秀な教師として将来を嘱望され、教え子たちからも「体格がよく、スポーツマンで、色白で二枚目の素敵な先生」と慕われた。当時、この地方では師範学校卒の教師はエリートであり、順調な人生を歩み始めた。しかし、この年3月の集団検診で当時不治の病とされた肺結核が発見され、休職を余儀なくされる。

 1957年(昭和32年)、退院準備に入るものの思わしい就職先が見つからず、郷里で教員生活を送ることを断念。歴史研究家の大井篤の妹・晴の勧めにより練馬区貫井町に下宿して業界新聞に勤めはじめるも、倒産などが相次ぎ数紙を転々とする。1960年(昭和35年)に株式会社日本食品経済社に入社、『日本食品加工新聞』の記者となる。以後作家生活に専念するまで同社に勤務、記者としての仕事は、本人の性にあっており、精力的に取材執筆を行う。のちに同紙編集長に昇進し、ハム・ソーセージ業界について健筆を振るい、業界の健全化に尽力した。コラム「甘味辛味」をほとんど一人で執筆。取材先の一つ日本ハム創業者で当時社長の大社義規とは信頼関係を結んだ。その傍ら文学への情熱やみがたく、こつこつと小説を書きつづけていた。

 妻の没後は、郷里から呼び寄せた母、長女との三人暮らしとなり、目の悪い母を看病しつつ育児を行い、編集長の激務の傍ら5年独身で過ごす。1969年(昭和44年)、高澤和子と再婚。長女とあわせて三人家族となり、疲労困憊していた家事から解放され、週末は小説執筆に専念できるようになった。1970年(昭和45年)に東久留米市に引っ越しをし、1971年(昭和46年)、ついに 『溟い海』が第38回オール讀物新人賞を受賞。直木賞候補となり、1972年(昭和47年)『暗殺の年輪』で第69回直木賞。記者仲間や大社らに祝われ、編集長の傍ら新進の時代小説作家として認められるようになる。この年最初の作品集『暗殺の年輪』を文藝春秋より刊行し、翌1974年(昭和49年)には日本食品経済社を退社して、本格的な作家生活に入る。(Wikipediaより抜粋)


 クックパッドブログのカテゴリで【イベント】を選択すると、本に関する記事が並びます。生まれて初めてパソコンを購入してホームページを始めた数年後の1999年に、読み終えた本(小説・ノンフィクション)を記録することにしました。人間ドラマのない本や漫画・絵本などは、基本的には記録しません。

★☆☆☆☆ (凡作) ★★☆☆☆ (普通) ★★★☆☆ (面白い) ★★★★☆ (お薦め) ★★★★★ (名作) (★1と★5は滅多に出ません)

(読書中)☆☆☆☆☆ 「老人と犬」 ジャック・ケッチャム 扶桑社ミステリー 2023/3/…

★★★☆☆ 「夜の木の下で」 湯本香樹美 新潮文庫 2023/3/25

★★★★☆ 「静かな木」 藤沢周平 新潮文庫 2023/2/25(再読)

★★★☆☆ 「小指の先の天使」 神林長平 ハヤカワ文庫JA 2023/2/19(再読)

★★★☆☆ 「デッド・ゾーン」下 スティーヴン・キング 新潮文庫 2023/1/2


 藤沢周平「静かな木」は2002年に読んでおり★2つ。この頃はかなり★の判定に厳しかったことを思い出しました。普通に面白かった程度なら★3つにしなかったので、ほとんどの本が★2つです。今はそれが★3つの評価に格上げされていると思います。

 どちらが正しいかと言ってもどちらも自分自身の評価ですが、今から20年前は年70冊近く読んでいたので、評価の幅を広げる為にそうしていたのだろうと推察しました。とは言え、★2つが多すぎて逆に評価の幅が分からなくなっているというバカなオチになってます。若気の至りというやつですね。そして今は★3つばかりになっているという…

 ようするに★2つ、★3つはどちらも可も無し不可も無しという評価。★3つは、それでもそれなりに楽しめるという意味になります。他人に薦めるのは★4つ以上だと思ってください。ただしお話には好き嫌いがあるので、絶対に面白いと言える保証はありません。ああ、理屈っぽい(笑)。

 今回再読した「静かな木」は藤沢周平の未体験者にお薦めしたい一冊だと思ったので★4つに格上げしました。良い本でした。


 オッサンの読書感想文

https://yokogy.cookpad-blog.jp/articles/772593
https://yokogy.cookpad-blog.jp/articles/762265


 本が無くてもスマホがあればすぐ読める図書館。

https://www.satokazzz.com/books/

「青空図書館」というウエブサイトがあります。ここは50年以上経って著作権の切れた多くの古い文学作品がテキスト化されて無料で読めるようになっています。私自身はPCやスマホの画面で読書することを好みませんが、あまり気にしない読書好きの方は一度覗いてみれば良いかと思います。

 海外にお住まいで日本語の読書に飢えている方へお薦めしています。

 どんな本を探せば良いのか迷う方は、「青空文庫の人気作品 先月のランキング」という項目をクリックしてください。意外とマニアックな長編小説も出てくるので、本を探して入手するより簡単に読むことができます。

 以下はPC画面ですが、スマホは左側の部分が表示されるのかな?

 ここからサブ画面が次々開いて行きます。

「えあ草紙」は様々な設定変更ができます。左右のページの任意の場所をクリックすれば進んだり戻ったりします。私の好きな「ハワード・フィリップス・ラヴクラフト」があったり、夢野久作の大作「ドグラ・マグラ」まで読めます。普通の文学からこういった幻想文学まで幅広く収録されています。

 ちなみに小手毬さんの苦手な「あのときの王子くん(星の王子さま)」は「著者・翻訳者別 50音順」で「サン=テグジュペリ アントワーヌ・ド」に入っています。オリジナルの挿絵が全部入っています。

https://yokogy.cookpad-blog.jp/articles/479866

 私も「星の王子さま」の初読は記憶に残らないほど「つまらなかった」です。ところが10年近く経って再読したら印象が全く変わりました。なんとなく作者の言いたいことが分かって来たような気がしました。恐らくもう一回読めば、もっと何かを感じられると思います。そういう本です。


https://yokogy.cookpad-blog.jp/articles/454077

ARCHIVE https://yokogy.cookpad-blog.jp/articles/396207

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